フールプルーフの重要性

自分が「フール」なのでなんとも情けない話なのですが……

スーパーにセルフレジが設置してあるところがだいぶ増えました。
待たないで済むことが多く楽なので私もよく使うのですが、ちょっとした落とし穴が。
まあ、私が間抜けなだけなんですけどね。

クレジットカードをセルフレジに置きっぱなしにしてしまう、っていうのを、店員にすぐ気づいていただいて事なきを得た事を含めるとここ1年で3回はやってるんですよ、私。

すぐに気がつかなかった場合は、カード会社に連絡が行って、再発行ってことになるわけですが、再発行されたカードをすぐにまたセルフレジに忘れてしまった時には愕然としました。なんとも情けない。悪意ある人に拾われずに済んでほんとによかった。

で、フールプルーフな話になるわけですが、
きっと私が何回もやるぐらいだから、1回ぐらいやってしまう人は他にもいるに違いないと。

考えてみると、セルフレジ以外でクレジットカードを忘れた事なんて一度もないんですよね。なのになんでセルフレジでは忘れてしまうんだろう。

店で普通に使えば店員が手渡しで返してくれます。
カードが使える券売機とかで使うときも、あるいはATMなんかでも、クレジットカードやキャッシュカードを取らないと次に進みません。カードを取るまでは、カードをお取りくださいっていうアナウンスが繰り返して流れたり、警告音が鳴ったりします。
忘れにくい状態が整ってるといえます。

しかし、今日改めて確認してみたのですが、セルフレジの場合は違いました。店やセルフレジのメーカーによって異なると思うのですが、私がよく使う2店では同じメーカーと思われるセルフレジを使っています。
このセルフレジでは、クレジットカードで支払いが済むと、「カードをお取りください」というアナウンスが流れます。しかし、ここでカードを抜き取らなくともアナウンスが繰り返されませんし、警告音も鳴りません。
カードを取らないと、「商品をお取りください」という次のアナウンスが流れない事にはなっているのですが、商品を持って帰ってしまうことは容易です。支払いも済んでることですし。

券売機やATMでは、切符を買う、あるいは現金を引き出すという本来の目的が達成されないため、カードを持っていないことに気づきやすいのですが、セルフレジの場合、買い物という目的は完了してしまって支払いも済んだ、と思っているので、「後は買った物を持って帰るだけ」という気分になってしまってカードを取っていないことに気づかず帰ってしまうんですね。

カードを忘れる人がいるかもしれない、という目線にたって設計してればこういうことにはならないんじゃないかなあ。

ということで、カードが取られていなかったら何度も警告してください、お願いします……